アプリで「タメ口でいいよ」と言われたけれど。まだ敬語が話しやすいときの返し方

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マッチングした相手から、もっと気軽に話そうと提案された。うれしい気持ちはある。でも、いざ返事を打つと、いつもの「です」「ます」に戻ってしまう。

これ、距離を置いているように見えるのかな。急にくだけた言葉にしたら、自分の文章じゃないみたいなんだけど……。

まだ敬語が話しやすいなら、全部を一度に変えようとせず、その希望を一言伝える方法があります。 相手に親しみを持つことと、すぐ同じ語尾で話せることは、分けて相談してよいと思います。

ここでは、相手の本心を語尾から判定するのではなく、自分が無理なく返す言葉を考えます。

目次

「敬語だからよそよそしい」と、一つの意味に決めなくていい

文化庁の「敬語の心得」は、敬語を、単に上下関係を示すものとして説明していません。相手の立場への配慮や、親しさの程度なども関係するとしています。

同じ解説には、相手や場面を考え、自分で言葉を選ぶこと、丁寧さを自分の基準だけで相手へ押し付けないことも書かれています。マッチングアプリ専用のルールではありませんが、片方の話し方に急いで揃えようとするときの手掛かりになります。

相手はくだけた言葉で話したい。自分はまだ丁寧なほうが話しやすい。その二つを、すぐに同じにする必要があるか、相談から始めてもよいのではないでしょうか。

たとえば、言い方を考えるための仮の例なら、こうです。

「ありがとう。私はまだ敬語のほうが話しやすいので、しばらくこの話し方でもいいですか」

これは実際の会話でも、本から写した例文でもありません。「まだ少し慣れない」より「丁寧な話し方が好き」のほうが本心なら、そちらへ変えてください。いずれタメ口にするつもりがないのに、必ず変える約束まで足さなくて大丈夫です。

語尾を崩す前に、相手の話にどう返したいかを一つ置く

親しみを伝えようとすると、「です」を消す、「だよ」を足す、と語尾ばかり直したくなるかもしれません。

そんなときは、相手の話のどこに返事をしたいかを先に考えてみましょう。紹介してくれたお店が気になった。休日の過ごし方に共通点があった。その内容を一つ返すほうが、自分の言葉を探しやすくなります。

説明用の例なら、「そのお店、気になります。どんな料理を食べましたか」。丁寧な語尾のままでも、何に関心を持ったかは書けます。実際には気にならない話なら、この感想をそのまま足さないでね。

敬語の使い方をもう少し広く読みたい場合、井上史雄著『敬語はこわくない』があります。講談社の公開目次には、「聞き手への配慮を優先」「敬語の連続体」という項目があります。丁寧か、くだけているかの二択だけで考えず、言葉の使い方を学びたい人の候補です。

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1999年刊の言葉を学ぶ本で、今回確認した販売掲載は中古の紙の本です。人間関係の中で敬語を考える学習資料として検討できます。書籍の本文全体は未読で、上の例文も筆者が説明のために作ったものです。

少しくだけてみたい日なら、短い返事から試すのも一案。今の丁寧な話し方を続けたいなら、その希望を伝える。選んだあとも、実際のやり取りに合わせて考え直せます。

返事を書き直し続けているなら、今日は「どの話に返したいか」を一つ見つけるところから。語尾を全部変える宿題まで、自分に出さなくていいですよ。

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